ノーベル賞2016、化学賞と物理学賞決定

 スウェーデン王立科学アカデミーは5日、2016年のノーベル化学賞を、ストラスブール大学(フランス)のジャンピエール・ソバージュ名誉教授(71)、ノースウエスタン大学(アメリカ)のフレーザー・ストダート教授(74)、フローニンゲン大学(オランダ)のベルナルド・フェリンガ教授(65)ら3名に送ると発表しました。

 受賞理由は、機械のように動く分子を人工的に効率よく合成することに成功した「分子機械の設計と合成」。

 ソバージュ氏はリング状の分子を効率よく結合させることに成功。ストダート氏はリング状の分子に軸を通し、エレベーターのように動く分子などを作成。フェリンガ氏はヘリコプターの回転翼のように動かすことの出来る分子を作成しました。実用化されれば、超小型コンピューターやナノメートル(1ミリの100万分の1)サイズの機械開発に繋がると期待されています。

 また、ノーベル物理学賞はワシントン大学(アメリカ)のデービッド・サウレス名誉教授とプリンストン大学(アメリカ)のダンカン・ホールデン教授、ブラウン大学(アメリカ)のマイケル・コスタリッツ教授の3名に送られました。授賞理由は「物質のトポロジカル相とトポロジカル相転移の理論的発見」。

 ノーベル化学賞の受賞理由となった分子機械では、九州大学の新海征治特別主幹教授など、日本人研究者も世界的に注目される成果をあげていますが、残念ながら受賞はなりませんでした。

 また、物理学賞は2014年と2015年に日本人が連続受賞しましたが、3年連続受賞はなりませんでした。