「ひとりぼっちの」ゾウガメ死ぬ

 南米エクアドルにあるガラパゴス諸島のピンタ島で、唯一生き残ったゾウガメとして知られる「ロンサム・ジョージ」(ひとりぼっちのジョージ)が24日早朝、サンタクルス島の保護施設内で死んでいるのが確認されたそうです。

 ジョージは推定年齢約100歳のオスで、同公園局は今後、死因などを調べるとしています。

 ガラパゴス諸島には島ごとに異なるゾウガメの亜種がおり、ダーウィンが進化論を着想するヒントになったと言われます。ジョージは、亜種の一つピンタゾウガメの最後の1頭で、子孫を残そうと1993年から近縁種との交配が試みられましたが失敗。ジョージの死により、ピンタゾウガメは絶滅しました。

 ゾウガメとは、大型の、特に甲長1メートルを超すリクガメ。ほとんどが肉食獣による捕食の危険に乏しいインド洋や太平洋などの島嶼において、互いに異なるリクガメから、独立に大型化の進化をたどったものです。しかし、大航海時代の到来と共に船員らの食料として乱獲され、また生息域に人間が家畜などを持ち込んだために大半の種が絶滅しました。