インド競争委員会、グーグルに罰金命令

 インド競争委員会の8日発表によると、アメリカのインターネット検索大手グーグル(Google)に対し、独占的な地位を悪用しているとして、罰金2100万ドル(約22億9000万円)以上を科したそうです。

 同委員会はこの問題を6年前から調査しており、グーグルは検索結果に自社のサービスを優先的に表示する事で、競合他社やユーザーに損害を与えてきたとしています。

 グーグルはインターネット検索で事実上世界で支配的な地位を築いており、ある意味情報を独占していると言って良い状態です。何しろ、グーグルの検索に表示されないと言う事は、インターネットの世界に存在が無いのと同義。つまり、グーグルのさじ加減一つでネットの世界から抹殺されてしまうのです。

 その独占的な地位を悪用して不正に利益を得ている、と言うのは昔から言われていることで、昨年6月にはEUが約3000億円の制裁金を課しています。

 やはり、何事も独占というのは良くありません。グーグルのライバルになるような企業が出てきて、独占状態を崩してくれると良いのですが。

ノーベル賞2016、化学賞と物理学賞決定

 スウェーデン王立科学アカデミーは5日、2016年のノーベル化学賞を、ストラスブール大学(フランス)のジャンピエール・ソバージュ名誉教授(71)、ノースウエスタン大学(アメリカ)のフレーザー・ストダート教授(74)、フローニンゲン大学(オランダ)のベルナルド・フェリンガ教授(65)ら3名に送ると発表しました。

 受賞理由は、機械のように動く分子を人工的に効率よく合成することに成功した「分子機械の設計と合成」。

 ソバージュ氏はリング状の分子を効率よく結合させることに成功。ストダート氏はリング状の分子に軸を通し、エレベーターのように動く分子などを作成。フェリンガ氏はヘリコプターの回転翼のように動かすことの出来る分子を作成しました。実用化されれば、超小型コンピューターやナノメートル(1ミリの100万分の1)サイズの機械開発に繋がると期待されています。

 また、ノーベル物理学賞はワシントン大学(アメリカ)のデービッド・サウレス名誉教授とプリンストン大学(アメリカ)のダンカン・ホールデン教授、ブラウン大学(アメリカ)のマイケル・コスタリッツ教授の3名に送られました。授賞理由は「物質のトポロジカル相とトポロジカル相転移の理論的発見」。

 ノーベル化学賞の受賞理由となった分子機械では、九州大学の新海征治特別主幹教授など、日本人研究者も世界的に注目される成果をあげていますが、残念ながら受賞はなりませんでした。

 また、物理学賞は2014年と2015年に日本人が連続受賞しましたが、3年連続受賞はなりませんでした。

最大8万人の難民申請者を国外退去へ

 スウェーデンのアンデシュ・イーゲマン内相が27日に発表した所によると、2015年に同国に到着した移民のうち、難民申請が却下された6万~8万人を国外退去処分とする方針だそうです。

 人口約980万のスウェーデンは、欧州連合加盟国のなかで人口比に対する難民受け入れ数の割合が最も高い国の一つで、昨年は16万人以上の難民申請者を受け入れました。しかし、身寄りのいない14~17歳の子どもたちが暮らす難民施設で25日、難民の少年が女性職員を刺殺する事件が起こるなど、受け入れの限界を主張する声が高まっています。

 移民に寛容と言われるスウェーデンもいよいよ限界ということでしょうか。4日からは国境での写真付き身分証明書による身元チェックが導入され、スウェーデンに入国する移民の数は大きく減少していますが、それでも増え続けている事に代わりはありません。

 ただ、退去させると言っても人数が人数なので大変な事です。チャーター機を使っても、全員を退去させるまでには、数年を要すると見られます。