シャープ3年ぶり営業黒字

 シャープが28日発表した2017年3月期決算によると、本業のもうけを示す営業損益が前年の1619億円の赤字から624億円の黒字となり、3年ぶりの黒字転換を果たしたそうです。

 純損益は248億円の赤字でしたが、これも前年実績の2559億円から大幅に改善しています。また、シャープ最大の売上高である液晶事業は前年の1772億円の赤字から35億円の黒字になっています。

 野村勝明副社長は記者会見で、「構造改革やコストダウンの取り組みが想定以上の成果を上げた」と述べましたが、売上高は前年比16・7%減の2兆0506億円で、余り喜んでもいられません。しかし、売上高が16・7%減なのに黒字化を達成するとは、今までいかに無駄が多かったかと言う事でしょう。

 これまでのシャープは何をやっても功を奏せず、赤字ばかりが膨らんで、遂に昨年台湾の鴻海精密工業に買収されてしまいましたが、わずか1年で黒字転換です。これまでの経営陣は一体何をしていたのか?、と言う話です。

任天堂、33%減収

 任天堂が26日発表した2016年9月中間連結決算によると、売上高が前年同期比33.0%減の1368億円となったそうです。これは中間連結決算の公表を始めた2000年以来、最低の数字です。

 本業のもうけを示す営業損益は、59億円の赤字(前年同期は89億円の黒字)でした。

 先日発表された新型ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の発売を来年3月に控え、現行機種である「Wii U」がハード、ソフト共に販売が大幅減少しています。また、海外の売上比率が7割を超えるため、円高による為替差損399億円が発生。利益を押し下げました。

 その一方、スマートフォン向けゲームの「ポケモンGO」のヒットにより120億円の利益が加算。さらに、メジャーリーグのシアトル・マリナーズ運営会社売却益627億円により、最終利益は3.3倍の382億円と、大幅増益になっています。

 任天堂は「Wii U」が不振で、売れるゲームも人気のシリーズばかり。スマートフォン対応が遅れ、おまけに円高で、かつての栄光は影を潜めています。今後はスマートフォン対応も進めるようですが、新型機と合わせて何処まで巻き返せるか。

奈良ドリームランド跡地、7・3億で売却

 奈良市の17日発表によると、同市が差し押さえていた遊園地「奈良ドリームランド」跡地(約29・8ヘクタール)について、10日に実施した公売で見積額と同じ7億3000万円で応札した不動産関連会社SKハウジング(大阪市北区)への売却が正式決定したそうです。

 奈良ドリームランドは1961(昭和36)年7月に開業、最盛期の年間入場者数は160万人を超える人気の遊園地でした。しかし、1983年に東京ディズニーランドが開園すると入場者数が減少。さらにその後、2001年にUSJがオープンすると入場者数の減少に拍車がかかり、年間入場者数は40万人にまで減少、2006年8月31日に閉園していました。

 閉園後、跡地は市街化調整区域にあるため、学校や福祉施設などの公共施設の様な開発しか認められない事がネックとなり、買い手が付かずに放置状態となっていました。施設や遊具も撤去されず、雑草が生えて廃墟と化し、治安の悪化が心配されていました。

 やっと買い手が付きましたが、土地の利用方法については「未定」だそうです。