最大8万人の難民申請者を国外退去へ

 スウェーデンのアンデシュ・イーゲマン内相が27日に発表した所によると、2015年に同国に到着した移民のうち、難民申請が却下された6万~8万人を国外退去処分とする方針だそうです。

 人口約980万のスウェーデンは、欧州連合加盟国のなかで人口比に対する難民受け入れ数の割合が最も高い国の一つで、昨年は16万人以上の難民申請者を受け入れました。しかし、身寄りのいない14~17歳の子どもたちが暮らす難民施設で25日、難民の少年が女性職員を刺殺する事件が起こるなど、受け入れの限界を主張する声が高まっています。

 移民に寛容と言われるスウェーデンもいよいよ限界ということでしょうか。4日からは国境での写真付き身分証明書による身元チェックが導入され、スウェーデンに入国する移民の数は大きく減少していますが、それでも増え続けている事に代わりはありません。

 ただ、退去させると言っても人数が人数なので大変な事です。チャーター機を使っても、全員を退去させるまでには、数年を要すると見られます。

薬価50倍つり上げ製薬会社CEO、詐欺で逮捕

 検察当局が明らかにした所によると、エイズ患者向け感染症治療薬の値段を50倍にして批判を浴びた製薬会社チューリング・ファーマシューティカルズのマーティン・シュクレリ最高経営責任者(32)が17日に詐欺の容疑で逮捕されたそうです。

 アメリカ連邦捜査局によると、逮捕容疑は詐欺で、「数々の虚言、ごまかし、強欲が絡んだ証券詐欺」を通じて計1100万ドル(約13億5000万円)を横領した疑いがかけられていると言うことです。

 検察は同容疑者が経営していたバイオ企業レトロフィンとヘッジファンド2社も詐欺に関与しているとみており、アメリカ証券取引委員会もシュクレリ容疑者を詐欺の疑いで告発しました。

 日本の制度だと、突然薬価が50倍も上がることは考えられませんが、最近アメリカでは薬価の値上がりが相次いで社会問題化しており、次期大統領選の民主党候補であるヒラリー・クリントン氏が製薬会社による「法外な価格設定」の問題に取り組むことを約束するほど。今回の逮捕は、薬価つり上げとは関係ありませんが、何らかの影響はあるかもしれません。

奈良ドリームランド跡地、7・3億で売却

 奈良市の17日発表によると、同市が差し押さえていた遊園地「奈良ドリームランド」跡地(約29・8ヘクタール)について、10日に実施した公売で見積額と同じ7億3000万円で応札した不動産関連会社SKハウジング(大阪市北区)への売却が正式決定したそうです。

 奈良ドリームランドは1961(昭和36)年7月に開業、最盛期の年間入場者数は160万人を超える人気の遊園地でした。しかし、1983年に東京ディズニーランドが開園すると入場者数が減少。さらにその後、2001年にUSJがオープンすると入場者数の減少に拍車がかかり、年間入場者数は40万人にまで減少、2006年8月31日に閉園していました。

 閉園後、跡地は市街化調整区域にあるため、学校や福祉施設などの公共施設の様な開発しか認められない事がネックとなり、買い手が付かずに放置状態となっていました。施設や遊具も撤去されず、雑草が生えて廃墟と化し、治安の悪化が心配されていました。

 やっと買い手が付きましたが、土地の利用方法については「未定」だそうです。